Prologue. 恵比寿「くろいわ」
「日本酒応援団 究極の名店シリーズ」記念すべき第一回の開催は、恵比寿の日本料理店「恵比寿くろいわ」さん。
今回、お店のカウンター8席を貸切り、オリジナルの日本酒ペアリングコースをご用意いただきます。
京都の名料亭「祇園丸山」で研鑽を積まれた後、30歳で独立した店主の黒岩宏達さん。日本の二十四節気を意識した懐石料理は、味わいはもちろんの事、盛り付け、器、出すタイミングや温度など細部までこだわります。
女将のいけばなは小原流、お店で飾る一つ一つのしつらえに、その季節の趣が反映されています。
1. 基本情報
店舗名:恵比寿くろいわ
住所:〒 150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-11-12(恵比寿駅より徒歩10分)
2. 料理へのこだわり
「"美味しい"ではなく"嬉しい"と感じる料理を。」
「日本の二十四節気にこだわるのは、味覚的な美味しさのためではなく、人はそれを嬉しいと感じるから」と話します。
「春に出す、ふきのとう、たらの芽、わらび、花山椒、これらは全て新芽で、人間が眠っている体を呼び起こすためのもの。冬から春にかけて、カラダが冬眠から目覚めるために食べることで、体が"美味しい"ではなく"嬉しい" と感じるんです」
「立春を過ぎてフグや蟹は出していたら、味覚的には美味しいかもしれないがカラダは嬉しくない。極端にいえば、味覚だけで良いなら化学調味料たっぷりのジャンクフードでも良いですよね」
日本料理を「食事」を超えた一つの「文化」として、真っ直ぐに向き合う姿勢を感じます。
3. 目指すお店のスタイル
「味覚や五感を超えて。六感、七感で楽しんでほしい。」
「 何が美味いという表現をいただくようではまだまだ半人前。お店を後にする時に『よくわからないけど、今日もくろいわで良い時間を過ごせた』という感覚に浸ってほしい」と話します。
「五感を超えた先で、ヒトが心地良いと感じること。六感、もっというと七感、八感まで到達してみたいですね (笑) 」
料理、お酒、お店のしつらえ、食材に込められた文化やストーリー。
日本料理の真髄を追求し続けている黒岩さんらしいお言葉です。
4. 究極の日本酒体験に向けて
「とにかくトータルの味わい・体験を徹底する。」
「お酒単体、料理単体にならないようにあくまでトータルの体験を追求したい」
無ろ過生原酒は基本的には封をきり1-2週間、長い時には1ヶ月感置いてから提供するのがくろいわ流。
少し肩を落として、味わいが繊細な和食とのバランスを整えるのだそう。
今回も1ヶ月前から時間を追ってお酒をテイスティングした上で、最適な状態・温度でのお酒と料理の体験を考案くださいます。
また、最近では神社関係のお仕事で "神饌(しんせん:神様に捧げる料理)"なども手がけているという黒岩さん。
「もともと酒はうまいまずいで飲んでいない。元来 "お神酒" として神様に捧げられ神聖な飲み物だった日本酒は、他の飲み物にはない魅力がある」と語ります。
この辺りはまだまだ深掘りして聞いてみる価値がありそう。
日本酒応援団のお酒が当日、黒岩さんの手によって、どのように紐解かれるのか。
乞うご期待です!
【究極の名店シリーズとは】
都内有数の一流店と日本酒応援団がタッグを組み、日本酒の未知の領域を目指す、
完全紹介制・少人数制の究極の日本酒体験シリーズです。
- 3つの決まりごと
1. 毎回、都内屈指の予約の取れないレストランで実施
2. 完全紹介制・少人数開催
3. 日本酒応援団の日本酒と完全オリジナルのペアリングコース
- 参加人数
会員の方は、最大3名までお誘いいただけます(会員様を含めて計4名迄)。
- キャンセルポリシー
原則、キャンセルは不可となります。
どうしても来れなくなった場合は、お早めにご連絡ください。スタッフがWaiting Listの方へご連絡致します。どうしても代替の方が見つからなかった場合は、イベントの参加費用を全額お支払いいただきますのでご了承ください。
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